第16回:セルフケアの定番!豆乳ローションの除毛効果はどれぐらい?

ご自宅でのムダ毛のセルフケアとして、定番になりつつある豆乳ローション。市販のものもありますが、簡単な材料で手作りすることもできるので、コスパのよいコスメとしても人気があるそうです!今回は豆乳ローションの定番の作り方だけではなく、保存方法などの注意点もご紹介していきたいと思います。

そもそもなんで“豆乳”で除毛できるの?

豆乳には、イソフラボンという成分が含まれています。大豆イソフラボンには、「女性ホルモンが過剰になったときはその働きを抑制し、逆に女性ホルモンが少ないときには代わりとして働きますよ」という驚くべき効果があるのです。これは大豆イソフラボンが女性ホルモンであるイソフラボンと同じ構造をした成分であるためです。

女性ホルモンは、月経や生理周期などと関わるだけではなく、毛髪との関りが深い性質があります。最近の研究では、更年期の女性に多い薄毛やいわゆる“つむじハゲ”の原因は、女性ホルモンの働きが低下したことによるものだということが明らかになります。大豆イソフラボンはホルモンバランスを整え、女性の薄毛や脱毛に悩んでいる人には育毛効果が与えてくれます。しかし、逆にムダ毛に悩む女性にとっては、女性ホルモンの過剰さを抑えてくれる効果があるのです。

豆乳ローションの効果はどのぐらい?

除毛クリームや脱毛機器ではないので、ムダ毛をなくす効果にはかなりの個人差があります。ホルモンの分泌をコントロールして、毛乳頭の活動を抑制するので、ムダ毛がきれいになくなるというよりかは、「なんだかムダ毛が薄くなった!」「カミソリで自己処理した後のちくちく感が減った」という形で、効果を体感する場合が多いでしょう。

先ほどもご紹介したように、豆乳に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンの過剰な働きを抑えるものです。女性ホルモンの分泌量やアンバランスさは、年齢や環境によっても異なります。同じ女性であっても、ストレスや生理周期によって女性ホルモンの分泌量は異なります。使い始めた時期によって、効果に差がみられるでしょう。

豆乳ローションの作り方と注意点は?

まず、次の材料を用意してください。
無調整豆乳…500ml
※甘味料などが含まれていないものにしましょう。
レモン…中2個
※肌に使うものなので、有機栽培など安全なものを選びましょう。
消毒用エタノール…50ml~100ml
温度計、ボウル、ステンレス製のざる、コットンタオル(もしくはきれいなふきん)、キッチンペーパー

※乾燥肌や敏感肌の人は、消毒用エタノールの量を調節するようにしてください。お好みでグリセリンを加えると、乾燥を予防することができます。天然のエッセンシャルオイルを加えると、香り入りの豆乳ローションにアレンジすることもできます。

作り方の手順は、次のとおりです。
(1) レモンを絞り、果汁を用意しておきます。レモン絞り器を使うと、スムーズに絞れます。
(2) 豆乳500mlを鍋で火にかけていきます。温度が高くなりすぎると湯葉ができてしまうので、弱火でかき混ぜながら、こまめに温度を測るようにしましょう。
(3) 60~65度になったらレモン汁を入れて、小さなかたまりができるまで再びかき混ぜていきます※次に消毒用アルコールを加えますが、アルコールは火気厳禁。必ず小さなかたまりができたら、コンロからおろして火を止めた状態にしてください。
(4) できあがったものを鍋から耐熱ボウル等にうつし、消毒用アルコールを入れてください。折るコールの量は60mlが標準といわれています。多めでも100ml、少なめだと50mlぐらいにするとよいでしょう。
(5) ステンレス製のざるに、コットンタオル(きれいなふきん)、キッチンペーパー(2枚)の順に重ねて、粗熱を取った豆乳ローションの元をゆっくりと流し込みます。そのまま、コットンタオルとキッチンペーパーを重ねたものをゆっくりと絞っていき、水分のみを取り出していきましょう。
(6) 保存容器にうつし、水道水でさらに熱を取って、冷蔵庫に保管します。冷蔵庫でおおむね1週間ぐらい保存することができます。冷凍庫の場合、徐々に解凍すれば半年ほどもつといわれています。

いかがでしたか?手作りのため、防腐剤が含まれているわけではありません。冷蔵庫で保管してあるからといって油断せずに、早めに使い切るようにしてくださいね。

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