第23回:チクチクして濃い剛毛・・・。こんな私でも脱毛できますか?

「女性にしたら、毛深い・・・」「剛毛の私は、脱毛は難しいよね?」と悩んでいる方はおられませんか?最近、女性の身だしなみとして定番になりつつある医療機関やエステサロンでの脱毛。どちらも毛の色素に反応して、レーザー・光を照射するもの。そのため、毛のメラニン色素が濃い(=剛毛)である方が有利である可能性があるんです!詳しく解説していきましょう。

海外でワックス脱毛が主流な理由を考えてみよう!

ハリウッドセレブの間で、ブラジリアワックスなどのワックス脱毛が人気と聞いたことはありませんか?「え、セレブなのにレーザー脱毛しないの?」と意外に思った方も多いはず。冒頭でも少し触れましたが、レーザー脱毛や光脱毛の場合、毛の黒い部分(メラニン色素)に反応して行います。そのため、毛が黒くない人種の場合、レーザー脱毛をすることができないケースがあるのです。

ここで、レーザー脱毛の仕組みをおさらいしておきましょう。レーザーや光によって、毛のメラニン色素に熱が蓄積されます。この熱エネルギーによって、毛根が破壊されます。毛根が破壊されることによって、“脱毛”が可能になるというメカニズムなのです。つまり、毛のメラニン色素が大きいほど熱が蓄積しやすいので、一般的には剛毛の方が脱毛効果も出やすいといわれています。いわゆる猫っ毛の方や産毛を処理したい場合、医療機関やエステサロンのスタッフに事前に相談してみるとよいでしょう。

“熱破壊”は痛くて、怖い?

レーザー脱毛や光脱毛のメカニズムの解説で、“熱破壊”と聞くとなんだか痛くて、怖いイメージを抱いてしまうかもしれません。一般的に毛根のメラニン色素は、皮膚のメラニン色素よりも大きいものです。そのため、皮膚の上にある毛が黒く見えるわけです。また、皮膚のメラニン色素が熱くなりやすく、冷めやすいのに対し、毛根のメラニン色素は熱くなりにくく、冷めにくい傾向があります。

そのため、皮膚は熱を放出しやすいですが、毛根は熱を溜め込みやすいのです。熱を放出するスピードが皮膚の方が速いので、レーザー脱毛や光の照射は肌の表皮を通過します。毛根のメラニン色素のみに反応して熱ダメージを加えるというわけです。つまり、毛根と同じ熱破壊が皮膚に起こるわけではないので、安心してください。

クリニック・エステサロン、剛毛さんはどちらで脱毛した方がいいの?

医療機関では、照射パワーの強い医療用レーザー機器を使って脱毛します。これは法律によって、医療機関でしか取り扱うことができないと定められているからです。「じゃあ、照射パワーの強いクリニックで脱毛した方がいいよね?」と思う方が多いと思いますが、必ずしもそうとはいえません。
照射パワーが落ちるエステサロンの場合、脱毛時の痛みが少ないというメリットがあるからです。エステサロンでの脱毛は、出力の強い医療用レーザーと比較して回数はかかりますが、その分価格も安くなるでしょう。

最近では全身脱毛のお得なプランを提案しているエステサロンも増えているので、剛毛で全身脱毛を希望している人にはぴったりかもしれません。一方、クリニックの場合、医師が常駐しているので、専門的な知識をもったドクターの管理下で脱毛できるという安心感があるでしょう。万が一、脱毛による肌トラブルが行ったとき、処方箋を出してもらうことが可能というメリットもあります。

いかかでしたか?医療機関やエステサロンを選ぶときには、“値段”や“脱毛時の安心・安全”、“脱毛にかかる回数”など、比較検討してみるとよいでしょう。できるだけ技術が確立したサロンを吟味し、ジェルなどをきちんと使用してくれる信頼できるサロンを選ぶことをおすすめします。しっかりと運営しているサロンは備品などの清潔性にも気を配っているので、体験の段階でチェックしてみるとよいでしょう。

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