第40回:やってはいけない脱毛の自己処理方法

薄着の季節が近づくと、気になるのはムダ毛です。最近ではサロンでも安くてお手軽なプランが沢山登場しています。

でも急いでいる時やちょっとした部分なら自分で処理しちゃいたい!そう思うこともあるでしょう。でも安易な自己処理は肌トラブルの原因になります。やってはいけない脱毛の自己処理方法をまとめてみました。

毛抜きで抜くのはNG

毛抜きでムダ毛を引き抜くと、根元から処理できるので確かに一時的にツルツルになります。しかしムダ毛も人間の体で生きて育っているものですので、毛抜きで抜くたびに肌や毛穴に大きなダメージがかかるのです。実際に抜いた時も痛いですよね。

毛が抜けて開いた毛穴に雑菌が入り炎症を起こすと、赤く跡が残ってしまい、余計に毛穴がポツポツと目立つこともあります。

また無理や気毛を抜くと肌が「ケガをした!」と勘違いして、その部分を治癒しようとするあまり角質が厚くなり、皮膚の中で毛が育ってしまう埋没毛になる可能性だって考えられます。気になったら抜く、というのが常習化している方は特に注意して下さいね。

カミソリを使う時の注意

カミソリはお手軽ですし、毛抜きで1本ずつ抜くよりも広範囲を短時間で処理できるのが魅力的です。しかし処理する時に注意しなければいけないことがいくつかあります。

まずは必ずシェービングフォームを使用すること。石鹸よりも泡が強く、スムーズに処理することができます。そして逆剃りをしない、切れ味が落ちたものを使用しないというのも注意したいポイントです。

とにかく皮膚を傷つけないようにする、というのが自己処理では大切になります。カミソリが絶対にいけない、というわけではないものの、注意点は必ず守るようにしないとトラブルのもとになってしまいますよ。

ブラジリアンワックスってどうなの?

最近流行のVラインの自己処理として、ブラジリアンワックスを使った方法があります。溶かしたロウのようなものを塗り、乾いたところを一気に剥がす方法です。広範囲をさっと処理で来て、しかも根元から抜くのでツルツルが長持ちします。

しかしこの方法も毛抜きで抜く方法と同じく、今生えている毛を無理やり抜くことになりますので、処理後にトラブルを起こすこともあるのです。特にVラインは皮膚が薄く、他の部位の脱毛よりも肌荒れを起こしやすい傾向にあります。

例えばスクラブでマッサージをする、毎日保湿をしっかりするなど、アフターケアを欠かさず出来る方でなければ、手軽だからと言ってもおすすめできない方法です。

家庭用脱毛器の使い方

自己処理の中でも確実に脱毛の効果が期待できる家庭用脱毛器ですが、ツルツルの状態にするまでには時間がかかると言うことを忘れてはいけません。

光をあてて脱毛するタイプのものは、お店で受ける脱毛を素人が扱えるよう設計されたものなので、当然買って使ったからすぐに毛が生えなくなるわけではないのです。

お店でも肌への負担や毛が生え変わるサイクルを考慮し、数か月あけて施術するのがセオリーで、自宅でも当然そのサイクルを守る必要があります。

そして光の特性上こんな時は使ってはいけない、という注意事項があるので、それを破って無理やり処理をするとちゃんとした効果を得られないばかりか、肌が傷ついてしまいます。

脱毛クリームは便利だけど不安

脱毛クリーム」と聞くと、塗るだけで毛が抜けるの!?と思いがちですが、正確には脱毛ではなく「除毛クリーム」と言うのが本当のところです。

特殊なクリームで毛を溶かして処理します。剃るよりも毛の先端が尖らず処理できるので、肌はツルツルしますし痛みなども感じません。

しかしあくまでも科学的な成分、薬品の力を借りて毛を処理するため、肌の表面に見えない傷がつくこともありますし、アレルギーなどをひき起こす可能性もあります。あまり頻繁に使うのもNGですよ。

もちろん表面的な部分を処理するだけですから、脱毛クリームと思って使っていても必ず毛は伸びてきます。特に肌が弱い方と、完全に毛をなくしたいと思っている方にとっては、やってはいけない自己処理の方法だと言えるでしょう。

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