2016.02.09

第31回:世界最先端の身だしなみ!?イギリスの脱毛事情

じつはイギリスはヨーロッパの中でも脱毛意識がもっとも高い国です。日本人に負けず劣らず脱毛に関する意気込みがあります。しかし、その方向性は日本とは少し違います。イギリスにおける脱毛事情を紹介します。

ムダ毛を残しておくのは失礼?

イギリスの成人女性はほぼ100%何らかのムダ毛処理をしているといわれています。日本の成人女性も生まれてから一度もムダ毛を処理したことのない人はおそらくいないと思われますが、それに近いものがあるようです。

おしゃれ好きが多いというよりは、ムダ毛がボーボーのままの状態を他人に見せるのは失礼という意識が強いと聞きます。他人に見咎められたくない日本人と近いものがありそうです。他人との距離が近い小さな島国ならではの、高度に発達したエチケットともいえすでしょう。

ワックス脱毛がメイン

イギリス女性の自己処理はワックス脱毛が主流です。日本人の自己処理だとカミソリ、シェーバー、脱毛クリームなどに次ぐ、あまり選択されないワックス脱毛ですが、毛質の違いということもあるのでしょう。イギリス人は日本人よりも体毛がやわらかい人が多く、ワックスでもキレイに脱毛できることが多いのです。

また、イギリス人は日本人よりも乾燥肌の人が多いという特徴があります。乾燥肌はカミソリ負けしやすいのであまり選ばれないということもあるでしょう。その一方でワックスは自由自在に使い、VIOまでワックス脱毛している人も少なくありません。

VIOへのマニアックなこだわり

イギリス人も他の欧米人と同様、VIO脱毛は常識になっています。しかし、まるきりツルツルにしてしまうのではなく独自のこだわりがあるようです。ビキニラインだけを整えたい、VラインからIラインを長方形に残す、IラインとOKラインを全部脱毛して前方だけを少しだけ残すなど、それぞれ自分なりのスタイルを大事にしているのです。

イギリス人男性で、VIO未処理の日本人女性に驚いたという人もいます。もし、イギリス人男性とおつきあいすることになったらVIOは必ず脱毛しておくことをおすすめします。

エステサロンではニードル脱毛が人気

もちろん、イギリスにもたくさんのエステサロンがあります。しかし、一般的に日本のエステサロンよりは高額になります。イギリス女性によってエステ通いは日本人女性ほどなじみのある行為ではないのです。

そうとはいっても、エステに通うイギリス女性もいます。彼女たちの間で人気が高いのはニードル脱毛です。日本で評判のいいレーザー脱毛や光脱毛はあまり人気がありません。それはイギリス人と日本人の毛質の違いのせいもあるでしょう。レーザー脱毛や光脱毛はメラニン色素に反応して行われる施術です。肌が黒すぎても、毛の色が薄すぎても良い結果は出ません。じつは黄色人種向けの施術なのです。

ニードル脱毛はどうしてもレーザー脱毛や光脱毛よりは時間がかかります。時間も費用もかかるのではエステサロンよりも自己処理を選ぶ人が多いのも仕方ないかもしれません。それと比較すると、日本にはリーズナブルなエステサロンも多く、比較的短時間ですむレーザー脱毛や光脱毛が人種的に適しているというのは恵まれているともいえるでしょう。

日本ではまだイギリスほどVIO脱毛は普及していません。しかし、最近では若い女性を中心にしてVIO脱毛を始める人が増えています。駅からすぐのエステサロンも多いので会社帰りなどに通いやすいのも特徴です。イギリス人と比較しても日本人にとってエステサロンでのムダ毛処理はコストパフォーマンスが高いというのは明らかです。利用しないでいるのはある種もったいないことなのではないでしょうか。

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